D.M.Z.

M-1 ODストラップ シェル

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M-1 ODストラップシェル、フロントシームです。M-1ヘルメットについては門外漢なので終戦直前直後の形態かと思います。
印象的にはストラップがカーキからODになっただけ、のような状態です。
わかる人にはもう少し突っ込んで判別できるかと思います。
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このライナー自体もシェルと年代が合っているかどうかも分かりません。
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ヘッドバンドやネックバンドは後年のもので検証価値はありません。根拠もない個人的な偏見ですがハーネス類のOG色に40~50年代の雰囲気を感じません。しかし形態的には合っていると思います。
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どうやら1945年と読むのは間違いのようで戦後製のようです。M l l という記述も合わせてメーカーとかも特定できるのでしょうか?私には全くわかりません。
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初めて所有したM-1ヘルメットは大戦後形60年代と思われるタイプでこの個体は2度目の入手ですがカモフラージュカバーを被せて最初に思ったのが「シェルの形状がなんか違う」という事でした(入手経緯の個人的な事情から考察基準が本来の変遷とは逆になってしまいます)
このカバーは未使用品で馴染んでおらず、その影響もあるかと思われますがそれにしても末広がりの印象が強いです。



これまで漠然と違いを認識していましたが今回この記事を書くにあたり、あらためて具体的に違いを比較してみました。
仮に「大戦形」と「大戦後形」と定義付けておきます。
(1945年で区切っていません。もし継続生産されているなら例え80年代製でも大戦形とみなし定義します)
三脚を立てて撮影条件を極力揃えたつもりですが曲面体で基準点が定まらないので完璧にするには無理です。
あくまで目測での位置決めです。サスペンションの深さ調整(面倒なので止めた)の誤差もあるので高さは参考にならない。
あくまでシルエットの比較。
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大戦形は前つばが短く、後つばが長いように見えます。(変遷からいうと大戦後形の前つばが長くなったと言うべきでしょう)
また、立ち上がりの傾斜が緩やかな印象です。特に正面から見た時に一番の差を感じます。
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馴染み方や折りくせなどの影響を極力避けるために同じカバーを着せ替えて比較。画像ではあまり差は感じられないようですが肉眼でははっきり違いが読み取れます。同じにしか見えないならこの画面から少し離れて見て頂きたい。
大戦形は横方向に広いように見えます。ライナーの互換性は保たれているようなので微々たる変化のようですが総体的に一個の個体として手にしてみると明らかに印象が違います。
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曲線だらけで計測点が決めにくいのですがこのような計測方法で測ると大戦形約237mm、大戦後形約230mmとなりやはり大戦期の物は立ち上がり角度が緩い分、僅かに横に広いようです。設備やメーカーによる個体差でしょうか?

その後、再度大戦形のM-1を手にする機会があるのですがその個体もこの例に該当するので今のところ大戦形と大戦後形では形状が変化していると認識しています。
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高さを比較してみようと思いましたがいい方法が思い浮かびませんでした。教養の無さが痛いです。
目測では高さにそんなに変化はない物と思われます。
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M-1ヘルメットといえば真っ先に思い浮かぶのがこの曲です。



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by army_shade | 2015-08-23 15:25 | field gear | Comments(4)
Commented by 木村 at 2016-02-08 07:53 x
私も米軍のスチールヘルメットには色々な想い出と
思い入れがあるため強い共感を持って読ませて頂きました。

私はストラップがODの大戦後の物と56年以降(M2なんて呼ばれていた…)の
二種類を持っています。

ちなみに、前者は25年以上前にM2ヘルメット新品同様ということで通販にて購入しましたが
シェルは旧タイプ、ライナーは80年後半ロット、カバーはウッドランドという不思議な組み合わせでした。
そのおかしな組み合わせのため所有しているという満足感を持てず
数年後に50年代のライナーと海兵隊のダックハントのカバーを購入しました。

その10数年後に別のショップで大量に放出された新品80年代ロットをもう一個買いました。
ライナーは空挺ライナー、カバーはウッド、値段は7000円程度でした。
これが一般のショップで安く手に入れる最後のチャンスだったと思います。
その後、リーフパターンのカバーをつけて80年代前半のタイプにしています。

どうもM1ヘルメットにウッドのカバーは90年代にもなるのに
未だにPASGTを支給されていない州兵のイメージが強いのと
大柄なパターンとヘルメットの形状がマッチしていない感じがあるので即交換しました。

ちなみに、写真のミッチェルパターンのカバーも所有しておりましたが
気が付かないうちに紛失してしまいました。
新品で1000円程度の認識でしたが、今はとんでもないです。
Commented by army_shade at 2016-02-08 21:27
木村様

こういった方面にもご興味おありなんですね、意外(失礼!)でした。

私もほぼそのくらいの時期に60年代空挺仕様、新品同様で入手しました。
同様にウッドランドカバーでしたね。
趣味とする年代、タイプ的には問題なかったのですが、ライナーがしっくり入らない
事に非常に満足いきませんでした。買い直す程にまでは至りませんでしたが。
その後こういう例もありえる事が確認できて、今ではどうでもよい事となりました。

ミッチェルパターンカバーは90年代中ごろくらいまで中古と美品は
ごっちゃで売られていた店も記憶しております。私のコレクションもそういった
買い方をした物もあります。
一般的には中古¥1,200、美品¥1,500、どんなに高くても¥3,000も出さずに
デッド品が買えたような印象があります。
Commented by Thongchai at 2017-03-04 01:30
私が本物の大戦型M1を見たのは渋谷のアルバンです。
まだコンバットマガジンも創刊されてなくGUN紙が唯一の情報源でした。
その頃の定義ではシェルは上から見ると卵形でおでこが少し尖っている感じで、色はオリーブドラブでブツブツ塗装なし。チンストラッブの留め具は溶接でした。確かチンストの長さ調整が殆どできなく、ライナーのクッションを束ねている紐で調整する構造でした。ライナーは額部分に穴の空いたリペットが打たれていました。確か19800円で買えなくはないけど全体的に薄っすら赤錆が出ていたので買いませんでした。
大戦の終戦頃にチンストがブランコ型になったけど配備されたのかせ戦後なので朝鮮型と呼ばれ1000円程度で買えました。この時期の物はほぼ全てが鍋にされていて焼けのないのを必死に探した記憶があります。シェルの色はオリーブドラブを明るくしたような感じで、ベトナム物より暗い色をしていました。このM1は私が友人に貸していたのですが、芸能プロダクション経営に失敗し夜逃げされてしまった事から回収不能となり手元にはありません。ちなみに日本軍の鉄兜も彼の夜逃げにより失っています。現在はM2の空挺用だけで我慢していますが横幅が狭く耳が痛いので大戦型の型や戦後型の幅が広いと言うかリムのカーブが違ったと思います。
Commented by army_shade at 2017-03-07 21:27
ヘルメットは難しいです。特に私はそれほど深く興味がないので余計にそう思います。
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